NPO法人フリースクール
阿波 風月庵 -ふうげつあん-

あなたも、ひきこもりですか?

不登校・ひきこもりは、誰にでも起こることであると、文部科学省も、厚生労働省も、内閣府でも云っています。それは、どういうことでしょうか?

不登校・ひきこもりの状態にある少年・若者には、共通した特性があり、その特性が強められていくと社会適応障害(精神症状)として現れ、心の病気へとなります。

「誰にでも起こる」という表現は、社会的環境要因が原因だということでしょうが、当の私達は、次のように考えています。

それを症状とみるか、健康と見るかの境目は、その特性による困難さが社会参加に支障があるかどうかで、判断するのです。

気持ち特性・心理特性・思考特性・認知特性・コミュニケーション特性を、個性(個人的な特徴)として誰でも持っているものですよね。

では、次のようなことを、あなたは「自分もそうかも?」と思われますか。

  • 月曜などの休み明けに、職場(学校)に行くことに気が重い。
  • 信号機が赤になり、交差点で停車すると、運が悪いと思う。
  • 人が集まり話していると、自分のことを悪く言われているのでは?と気になる。
  • 先々物事を考えて、その通りにいかないと、能力が低いと思う。
  • 上司(先生)に誰かが叱られていると、自分も一緒に叱られているように思う。
  • 怖い夢、悲しい夢をよく見る。その夢もカラー・鮮明・現実的である。
  • 待ち合わせ場所には、その時刻丁度に着きたい。
  • 約束は守らないといけない。それが出来て当たり前だと思う。
  • 人の気持ちが解るし、どういう答え(反応)を求めているかも解る。
  • 何かを始める前に、出来ないという確信の様なものがある。

いくつ、当てはまりましたか?

現代の日本社会で生きる人間であれば、思い当たることはあるはずです。

若い人ほど、上記の感覚はお解りいただけるように思われます。

親のあなたも、じっくりと胸に手を当てて、思い返してみてください。

親から子に、子から孫に、世代を超えて連鎖している時代的な民族的な社会課題=「不登校・ひきこもり」は、誰の心にも潜んでいるようです。

これは、風月庵見解です。そういう見方も出来るのか!と、ご参考にまで。