NPO法人フリースクール
阿波 風月庵 -ふうげつあん-

ひきこもり中期(安定期) 心が揺れる人生の休憩

行き方を、捉え直す作業中

支援テキストを制作するに当たり、不登校・ひきこもりの状態を初期(3ヶ月~1年)・中期(6ヶ月~3年)・長期(3年以上)に分けて、支援に関する提案をご紹介していこうと思います。

不登校・ひきこもりの状態6ヶ月~3年までは、本人はゆっくりと休み、人生の休息時期と考え、これからの行き方を呆然と捉え直す作業中なのではないでしょうか?

自分でも、このままの状態ではよくないと思いつつも、今はこの状態を維持したいとの思いの方が強く、揺れ動く心とは別にその日その日を漠然と暮らしています。

家族や、周りにもわからないように、あるいは、そっとしてもらいたい雰囲気をかもし出しながら、本人のこれまでの人生と、これからの人生を考えていることでしょう。動き出し始めるまで、動けるのかどうかは本人にもわかりませんが、自分の中にどこか動き出せば動けるという自信もあります。

リハビリの期間を大切に温めていこう

けれども何かの弾みで、動き始めたときに、ゆっくりと社会参加を進めればいいのですが、焦りすぎて、急速に(リハビリもなく)以前と同じように動き始めると、動けなくなります。

思ったような結果が得られないのです。そこで自信をなくし、再びひきこもり状態に戻ると、これは長期化して、自分だけの力では動き出せなくなります。

この中期の支援や関わりは、本人の気持ちに添いながら、具体的に出来るところを挑戦している本人を、出来たところを認めあって、自信を積み上げることが望まれます。

本人の話しを丁寧に聴きながらも、口出しはせず、時に頼まれれば、頼まれた分だけには一緒に付き添っていきましょう。本人にとっての失敗も、そのまま認めて、記憶しておきます。後に成長した時には、そのときと比べて、本人の成長振りを言葉にして評価してあげて下さい。

家族との関わりの温かさが、社会への信頼へと繋がる

沢山の多種多様な経験をゆっくりと階段を踏みしめながら、味わいつつ進めて下さい。つまずいた時には階段を小さくして、余裕を持って進める方法を試みて下さい。

この中期時代での、本人と家族との関わりの温かさが、今後の家族への信頼、社会への信頼へと繋がり、育っていくことになります。

注意点として、不登校の場合、高校進学後若しくは大学でやり直し進学後、暫くして、再びひきこもり状態に戻ることが多いです。進学・進級後、頑張り過ぎず、ゆっくりとマイペースを尊重することが大切です。

これは、風月庵見解です。そういう見方も出来るのか!と、ご参考にまで。