NPO法人フリースクール
阿波 風月庵 -ふうげつあん-

何故、追い込んじゃうの?

自分に、心で叫んでいる

何故そうやって、自分の子どもを追い込み、自分のことも、家族のことも追い込んでいくのでしょうか?

お母さん方の話を聞いていて、時に私は、悲しく、寂しくなります。 不登校になったご本人は、他人の言動・行動から学び、これまでもいろいろなことを自分一人で工夫し、挑戦してきた筈なのです。

もう限界だから、不登校になっているのに。もう限界だから、「自分をこのままにしておいて」と、先生に、友達に、家族に、親に、誰より自分に、心で叫んでいると思うのです。

しんどいだけが、辛いだけがずっと続くと、生きたくなくなる。 自分のことを、誰もわかってくれん。

責めている・・・。誰もわかってくれん・・・。

先生は、早く学校に来られるようになるといいね。待ってる。 友達は、何で学校に来ないの? 無理しないほうがいいよ。家族は、こっちだって行きたくない仕事に頑張って行っているのに。

でも、わかる気もする。 せめて高校だけは卒業しなきゃ これから生きてはいけない。

自分のことを、責めている・・・。誰もわかってくれん・・・。

不登校から再登校する時、「楽しいから行こう」と、気持ちで決めた?

これから楽しいことがもっと増えると安心して思えた? それなら続けて学校(職場)に通えるよね!

子どもの笑顔を見たかった

ある日、気づくはず。親は「不登校」で苦しんでいる子どもの姿を見て、はっと気付く時が来ます。

親は、こんな姿を見たくて、学校に行かせている訳じゃないはず。

こんな思いまでして、学校に行かせて本当にいいのだろうか?

子どもの笑顔、幸せな姿、元気な様子を見たかった筈なのに。 何かが間違っていると。 ある日、親は子どもの姿を見て気づくはず。