NPO法人フリースクール
阿波 風月庵 -ふうげつあん-

本人から見た支援の手順

2020年9月29日徳島県主催;自殺予防講演として、阿波銀ホールにて、「風月庵の活動について」お話させていただきました。タイトルは、「孤独から仲間に出会う」(共に生きる、ひきこもり支援の実際)で、支援の流れをお話しし、私のひきこもり体験と、活動事例を豊富に盛り込んだ内容でした。

孤独から仲間に出会う

孤立から社会への歩み

→ゆるやかに、少しずつ、外からの刺激をもらいながら、改めて自分の存在感を自覚していきます。「ここに居る。」「生きている。」という実感を持てるようになることです。

家族関係の見直し

→独りと一人の違いを知る→世界はすべて敵から、「わかってくれるかもしれない人」との出会い→→家族が安心のつながりとなり、ありのままの自分で、ここにいてもいいと実感できる場・人に出会う。→敵から味方:家族・仲間のつながりを再自覚して、信じてみようと思えるようになる。→

「家族は味方」

「家族は味方」と信じられるようになる→家族との関わりから、徐々に人を信じてみよう、何かしてみようという気持ちが育ってくる→自分の中に、自信を育てる関わり→仲間との出会い(孤立の共感から)

→仲間との共有体験を重ねていく→助け合えることのありがたさ→

「仲間」との共有文化

→メンターと出会い→育て合う実践→共通理解が、仲間との安心と信頼をはぐくむ

見守り合う関係

→自立に向かって歩み始める→自分が決めて、自分が後悔しない、自分の人生の生き方が始まる→自分らしい生き方に挑戦して、皆と確かめながら、自分に合った生き方を歩み始める

自分の生き方に、安心と信頼が持てる

今回、講演でお話させていただき、自分達が歩んできた活動が、お役に立てるところがあるのではと、思われました。

そんな流れで、風月庵20周年記念として、当「支援テキスト」を発行する気持ちになり、ここまでたどり着きました。風月庵も再び動き始めているのです。     かぜ