由岐(美波)学習・交流会20年の歩み
参加者の思いを重ねて
2008年5月「由岐学習交流会」を開催し始めて、2018年9月の開催で120回10周年に当たりました。
第1回「心を開いてもらう、大人の関わり」と題し、かぜの自己紹介、風月庵の活動紹介、不登校・ニート・ひきこもりの説明、具体的な支援の提案として「問題の解決から心の解決へ」をお話させていただきました。
その後「あいさつの意味」他を、お話して、社会福祉協議会の職員・福祉施設の職員・民生委員・当事者の方5~10名の参加でした。
2009年度4月からは「親(家族)ができること」「居場所づくり」等を取り上げました。
また9月22日(海陽町)23日(美波町)にて、香川県スクールソーシャルワーカー内田さんと竹内さん、元当事者の天野さんを招き「子育て・地域づくりシンポジウム」を開催しました。
2010年は、当時発表の厚生労働省の「ひきこもりガイドライン」を取り上げました。
当時の私たちも、驚きを持って受け入れた内容がいくつかあります。
「ひきこもり」とは、
1、不登校と引きこもりはまったく同じ。
2、他者と交わらない形での外出は、ひきこもりに含まれる。
3、メンタルヘルス上、明らかに問題がある状態。
11月28日は卒業発表会が開催され、Hさんが風月庵に出会うまで→風月庵での成長→これからの希望を順に話して下さいました。
2011年度からは、当事者との交流と学習会を交互に開催することになりました。
翌年後は、高木俊介編「ひきこもり」の内容から、テーマ「アサーション・コミュニケーション」、「発達障害と愛着障害の違い」とひきこもりの関わり、2016年度は、「自立し、社会と調和して暮らせるために」他を学習しました。
2017年1月22日は、100回記念で、ふぐ鍋(うどん)を頂き、プレゼント交換もしました。
2017年度は、「び場・みな実」の居場所活動も同時開催していました。
美波町コミュニケーション勉強会の再スタート
コロナ対策の自粛で、2019年2月~6ヶ月休会になっていました「由岐町コミュニケーション学習会」が、7月から再スタートしました。
その回からは、美波町福祉課の委託となります。今後は、不登校・ひきこもりに特化せず、
広く家族のコミュニケーション勉強会として、子育てに悩むご家庭を対象に、「コミュニケーションと子育て」について学ぶ勉強会として開催することになりました。
公報でも呼びかけていただき、広く募ると共に、個別の相談(要予約)にも別枠で受けることになりました。
そんな訳で、7月から、新しい会場「美波町日和佐公民館」2階和室に集まりました。
いつものメンバーが集い、6ヶ月お会いしていなかったので、近況を述べ合いコロナ対策について、色んな考え方があることを、意見交換できました。
「挨拶」なしも表現の一つ
第2回目は、コミュニケーションでは第一歩の「挨拶」について、話し合いを展開しました。
「挨拶」は「おはよう」「ただいま」「はじめまして」から「何処へ行っきょるんで?」「ほんま、暑いな!」と様々あります。
「挨拶」は自分の状態や気持ちを情報提供し、相手や家族の状態や気持ちの情報提供を受けることがポイントです。
「挨拶」から読み取れるものを深めていき、「挨拶」なしも表現の一つと認めましょう。
個別の相談内容も、意見交換します。
そんな感じで、現在は、毎月第4日曜日;14時~16時に、「美波町日和佐公民館」1階会議室で開催し、コミュニケーション勉強会を進めています。
是非、ご参加ください。無料です。 かぜ