「安全基地」が生むマジック
ご家族が愛着を安定させる「安全基地」
ひきこもり状態が長い場合、傷つき体験を持ち、大きな不安を抱えています。
それなのに、外へ出ることや、仕事に行くことだけを働きかけても、今の事態を動かすことは難しいのです。
人を癒し回復する為に、様々な治療・支援が試みられますが、その効果を左右するのは、どの治療・支援を選択するかよりも、ご家族が愛着を安定させる「安全基地」になりうるかどうかによると考えます。
相手の気持ちに応える
家族関係の愛着を安定させることが、生き辛さや社会不適応という問題を改善し、自らが動く「自立支援」へと繋ぐことになります。
すると時間と共に、問題行動や困った症状は減っていき、肝心な方向に、自分から行動を、起こし始めるものです。
「安全基地」の基本的スタンスは、
相手が求めてきた時に、相手の気持ちに立って応える(答えるではなく)ということです。
自分の安全が脅かされている内は、誰も心を開くことはありません。
自分の安全が守られていることを実感して、始めて相手に心を開くことが出来るのです。
我が家を「安全基地」にすること。
そこから回復の歩みが始まります。 かぜ