あの時の私こそ逃げればよかったのに!
私はすぐに逃げたくなる。例えば学生の時のテストの日。例えば職場の会議の場。
毎回、同じ場面で逃げたくなる訳ではないのですが、きっと、そこには私なりの法則?理由があるのだと思います。
今まで適当な理由(嘘とも言う)をつけて逃げるのに成功した事もありましたが、どうしても逃げ切れなかった事も多いのです。
逃げたい場面に出会った時は、どうしたら逃げられるか、(どんな嘘をつこうか)そんなことばかりを考えていました。
いつしか私は、「嫌な事から直ぐに逃げようとする人間」というレッテルを自分に貼っていました。
しかし今回は、「私は一体どんな場面で強烈に逃げたい」と思うのか、その理由を丁寧に見てみたいと思いました。
そこには必ず、私なりの理由があると思うからです。
一番大きい理由は、「緊張する場面」です。
会議で、発表せざるを得ない場合等が、
これにあてはまります。
次の理由は、「安心できない」場面です。
「私はここにいていいの?」と、ゆったりとした気持ちで過ごせない空間は地獄です。
すぐにでも逃げなければ・・・
最後は、自由な発言や行動が許されない、「堅苦しい場面」です。
その雰囲気が嫌いです。
結局、「緊張する」「安心できない」「堅苦しい」は、共通していることに気づきました。
安心できない場面は、多かれ少なかれ緊張状態ですし、堅苦しく自由に振舞えないのは安心できない証拠だし、当たり前です。
だったら、私は、何故こんなにもすぐに、逃げたくなるのか。
私は幼稚園ぐらいの頃を思い出しました。毎晩、両親が大喧嘩をしていたのです。
私は母親が、父親が、相手を殺さないかと、毎晩、子供心におびえていました。
[殺したりする前に、私が止めなければ]と、部屋の前の階段に坐り、ただ、喧嘩が収まるのを待っていたのです。
深夜まで続く日も、寒い日も、毎晩の様に、ずっと坐って祈っていました。
それは、高校生まで続いたと思います。
そんな安心も自由もない場所から[あの時こそ逃げればよかったのに]と、今思います。
逃げたくても、逃げられない状況で育ち、嫌な場面でも逃げてはいけないと、ずっと、自分に言い聞かせていたのでしょうか。
自分の容量をオーバーしてきましたから。
今まで我慢してきた分、嫌なことからは、すぐに逃げようとするようになったのですね。
よく頑張ったね、自分。
よし!これからもガンガン逃げるぞ~。楽なほうへ、楽な方へ逃げるぞ~!!! ym