かぜの「体験談」2 ・・・「かぜさん」という ニックネーム
フリースクールではメンバーもスタッフも、ニックネームで呼び合うことが、世界共通の決まりになっています。
私は、風月庵開設当時から「かぜさん」と、呼んでもらっています。
本名で呼ばれることは、先ずありません。
私は33の時離婚しまして、「我が子を自分のような大人にしてはいけない」という強い決心から、徳島の両親の元を離れ、大阪北部の池田市に暮らし始めました。
5歳の女の子と3歳の男の子の3人暮らしで、1tトラック1台分が家財道具一式でした。
市役所福祉課に行って、保育所の手続きをお願いしましたら、「お父さん、先ず住む所を決めて、手続きに」と、言われました。
そんなドタバタ生活はあっという間に1年が過ぎ、上の娘が小学校に上がった新学期に、「子ども文庫活動」を始めました。
「子ども文庫活動」とは、池田市立図書館から書籍(絵本)をお借りして、自宅を開放し、近所の子どもに本の貸し出しをします。その子ども達と一緒に遊び、交流する等のボランティア活動です。
活動では、男性は私一人で、隣の箕面市や川西市へも、読み聞かせに出かけていました。
その子ども文庫の名が「五月山のかぜ文庫」と命名していました。
始め「五月山のかぜ文庫」さんと呼ばれていましたが、伺う頻度が増していき、略して「かぜさん」と呼ばれる様になりました。
思えば、「かぜさん」という呼び名は、自分が生まれ変わる (自分探し)ためには、そんなトリックが必要だったのです。
「かぜさん」が先にあり、フリースクール活動を始めるにあたり、(風が動く、月に祈る、庵に集う)というイメージから「風月庵」の名前をつけました。
今も地元の徳島市立川内北小学校の生徒さんに、ニックネーム「かぜさん」で、読み聞かせに参加させてもらっています。 かぜ