NPO法人フリースクール
阿波 風月庵 -ふうげつあん-

不安をぬぐう   活動の現場と生活から;3

経験と気持ちで、自分の生の話を

ひきこもって話が続かない若者に、何を話しかけていったらいいのでしょうか

テレビとか、書籍や新聞では入ってこない、気持ちや感情の伴う、現実生活の何気ない話が、心や気持ちに響くものです。

加えて、話すときには、自分の体験と実感に基づいた話に徹して話しきることです。

相手のことや、世間一般・常識めいたことは、絶対にいけません。

内容が(もしかして自分のこと)と、相手に思わせてしまう様な言い回しや表現は、相手を傷つけてしまう可能性が出てきますので、要注意です。

自分の体験した時の気持ちだけを書きます

メール(ライン)の場合でも、同じです。

自分の体験したことだけを書きます。

相手に、返事はお願いしません。

答えを求める質問は、一切しないのです。

相手の負担やわずらわしさになってしまうと、読んでくれません。

開けてももらえません。

こちらが、取り立てて身構えず、何かを期待したり、要望するのでもなく、何かを伝えようとはせずに、ひたすら、相手の反応に応じて、受け入れることだけに徹します。

「ありがとう」の一言を忘れずに。

7日から1か月は、温め、熟成させよう

気持ちの中で、相手を好きで、相手に興味を持つことが大切です。

そのままの、相手の気持ちや考えを、そのまま受け止めて、7日から1か月は、そのまま感じて味わうことに徹してみましょう。

その内に、納得できるものが浮かんでくるものなのです。不思議です。 かぜ