目標はダメ! 後押しに徹する
目標を持たせては、いけません
「経験した後から言葉にする」を、とても大切にしています。
「後押し」ということです。
目標を持たせて、一緒に努力し、達成感を共有するというやり方は、「ひきこもり」系の人間には適していません。
どちらかというと、拒否反応が出ます。反発し、さらに閉じこもります。
後から出来た分だけ評価する
「目標」「努力」「頑張れ」は大嫌いです。
どれだけ、その言葉に苦しめられ、裏切られてきたことでしょう。
先には言わずに、記憶しておき、何も言わずに、ただ見守ることが肝心です。
そして、出来た時に、後から出来た分だけ評価することです。
この「後から」という点が肝心です。
思い通りの結果等出るはずがない
「そんなこと、誰でも当たり前にできることでしょ」と、本人はごまかすかもしれません。
私は、そう思うからと、はっきり言ってあげてください。
先に目標や目的を設定されると、先々考えすぎ、プレッシャーに押しつぶされ、やる気もなくなり、足がすくんでしまいます。
本当に考えすぎて、緊張して、できなかったり、失敗するのです。
自分の思い通りの結果等出るはずがないと、する前から自分を苦しめ始めるからです。
自分で決め、自分のやり方と自分のペースでやってみて、自分が出来た分だけを評価してくれたら、失敗したことだって認められる様になるのです。
勇気を育てることに、繋がります
「自分で決め、自分のやり方と自分のペースでやってみる」の繰り返しなのです。
「まあ、出来たところもあるし、できなかったところもあるで、いいんじゃない」
「去年はこうだったよね、今年はこういう風になったことがすごいんじゃない」と過去の自分との比較で、変化したところに視点を当てて、言葉にして説明します。
それが、本人の自信を育て、勇気を育てることに、繋がっていきます。 かぜ