訪問活動で、大切にしていること
お家に訪問させていただく時の、基本的な約束をさせてもらっています。
ご本人の合意を必ずもらいます。
ご本人にとったら、私に会って下さることは不安であり、苦痛であるかもしれません。よく訳の分からないお願いに思えることでしょう。それでも、私たちには長年待ち続けていた「訪問」活動を大切に育てていきたいと、考えています。なにより、長い歩みの大きな第一歩でもあるからです。
ですから、そんなご本人のご苦労に対して、まずは感謝をお伝えます。「会ってくださって、ありがとうございます」さらに、お会いする時間は、まず10~20分までと決めています。
お話しは、一切お願いしません。
「お話ししてください」と、お願いすることはありません。
私の好きな絵本を2冊程持って行き、読ませてもらったこともありました。一緒に好きなゲームを黙ってするだけのこともあります。私の自己紹介を聞いていただき、私や、風月庵の仲間のことを知っていただきたいので、私は話しますが、お話をお聞きすることはしていません。
「それくらいなら、いいですよ!」と、
慣れてこられて、話を聞いてもらいたい方からは、お聞きしています。
断られないことを丁寧に続けます。
納得いただいた内容で行います。訪問をして、何をすることになるのかは、ご本人・ご家族とご相談の上決めていきます。ですから、進める順番や、期間も、内容も、各ご家庭で違っています。
全てはご本人と私との感覚で、大丈夫かなと確認しながら進めます。
合意を得て進めていきます。
ご本人に、お断りされないところを丁寧に続けていくのみです。しかし、無理強いは絶対避けています。
条件は、それだけといってもいい位です。